GA4の導入背景について

271月 - による sayoco - 0 - わかったこと

旧バージョンと比べてガラっと変わったGA4。
ではなぜ、ここまで思い切った変更になったのか?
変更を余儀なくされた背景とは?

Googleアナリティクスが大胆な変更をしなければならなかった背景は、主に2つ

1.ページ単位を軸にした解析が、ユーザーの行動の理解に向いていない
2.世界的な「Cookieを活用したデータ計測の廃止」と「プライバシー問題への対応」が強化された

1.ページ単位を軸にした解析が、ユーザーの行動の理解に向いていないとは

・アプリなど、ページの概念が存在しない場合の利用者の増加
・1ページを軽く表示しただけのユーザーと、最後まで読んだユーザーと同じ「1ページ見た」で良いのか
・PCとスマホ別々にアクセスした1ユーザーが、別人として解析される

つまり、旧来のアナリティクスが、時代遅れになって正確な解析ができなくなったからなのだな。

2.世界的な「Cookieを活用したデータ計測の廃止」「プライバシー問題への対応」が強化。

有名なのは以下の二つ、
・GDPR:EU一般データ保護規則
・CCPA:カリフォルニア州消費者プライバシー法

特に「GDPRに違反した場合には、その企業の全世界売上の2%または1,000万ユーロのうち、
どちらか高い方を罰金として支払う必要がある」とある。

1000万ユーロ!エグいって!
1000万ユーロがいくら円なのかというと、今日(2021年1月29日)のレートでは、12億6406万5千円だ。

全世界売り上げが100万円だとしたら、その2%なので2万円と12億6406万5千円を比べて、
高い方だから12億6406万5千円が罰金になるというわけだ。

GoogleはGDPR違反の制裁金を本当に払ったのか

GoogleはGDPR違反で、
2019年1月にはフランス当局から5000万ユーロ(約60億円)、
3月には欧州委員会から独占禁止違反で14億9000万ユーロ(約2000億円)、
12月にはフランスの競争監視機関から1億5000万ユーロ(約180億円)の制裁金を科す、と発表された。

ただし、本当に払ったかどうかはなぞ
刑事罰で課される罰金や慰謝料も「〇〇円ですよ」と判決で金額が出るのと、実際に支払われるかどうかはまったく別だ。

GDPRがいくら「GDPR違反だ!罰金払え!」といったところで、
違反したとされる側が「は?何でお前の言うこときかなあかんねん!」と相手にしなければ、
組織もルールも罰金もまったく意味がない。GDPRはどの程度強要力・罰金徴収権限があるんだろう。
違反して罰金を払わなかったとして、EU内でgoogleを使えないようにしてやる!なんてことはできないでしょうし。

相手がフランスってところも、第一次世界大戦の対ドイツ賠償金を思い出してしまうな…。

とはいうものの

まあ、全世界的なニュースで違反違反言われるのも良い気はしないでしょう。
金額はともかく、個人情報を疎かに扱うことは時代の流れにそぐわないし。

そういうわけで、GA4は上記2つのデータ規則に準拠したツールへと移行する必要があったというわけだ。
クッキーを利用しない代わりに、Google 同意モード(Consent Mode)という新機能を2020年9月3日から導入したらしい。

ユーザーのCookie使用の同意が得られなかった時には、データを全く取得することができなかったのに対し、
ユーザーのCookie同意を得られない場合でも、個人を特定しない必要最低限のデータを取得することが可能になったそうだ。

じゃあ、クッキーも同意しない、Google同意モードも利用したくないユーザーばっかりだったら、
アナリティクスのデータは検索キーワードがnot providedだらけになって使い物にならなくなるのでは?

GDPR対応したらPVが0になった件
https://piecedesign.co.jp/lab/615/

およよ、なんということだ(´・ω・`)

この件に限らないけど、サイトになにか警告が出て、その後の判断を
「はい・いいえ」で聞かれて決断しないといけない、というのは、
ものすごくストレスだ。

警告文が「あなたは18歳以上ですか?」とか
「この先は音楽が鳴ります」とか、容易に内容がわかるものなら
判断の使用があるけど、
「クッキーを取得して構いませんか?」と聞かれて
「はい・いいえ」で答えられる人がいったい何割いるんだろう。

「クッキーの取得?なにそれ、何かわからないけど怖い(((´・ω・`)))」と
なって「はい」も「いいえ」も押さないか、またはブラウザバックで
帰るか…。
PVが0になるのも当然といえばそうなのだなぁ。